研究開発・プロジェクト

形状記憶/超弾性/高強度マグネシウム合金
Shape memory / Super-Elastic/ High Stiffness Magnesium Alloy

形状を変化させても、ある温度まで温めると元の形状に戻る「形状記憶特性」
ある温度下で大きく変形させても即座に元の形状に戻る 「超弾性」

これらの特性を備え持つ、マグネシウム(Mg)合金です。

超軽量・高強度・高加工性
 一般的な形状記憶/超弾性合金である Ni-Ti合金(ニチノール)と比較して、約70%軽量で、従来のMg合金と比較して、高強度かつ高延性となることもわかっており、高い加工性をもち、高強度・超軽量な形状記憶/超弾性合金構造材の実現が可能です。
生体吸収性
 血管内治療で用いられるステントなどの超弾性合金を用いた医療用の体内留置デバイスは、その役目を終えた後も体内 へ残り続けるために、それ自体が体へ悪影響を及ぼしてしまうことがあります。超弾性Mg合金を用いた体内留置デバイスであれば、体内に入ると次第に溶けて生体へ吸収され、役目を終えた後には消えてなくなります。
形状記憶特性
液体窒素温度下で形状変形させた後、温度を徐々に 上昇させていくと、-30℃付近から形状の回復が始まり、 室温では完全に元の形状に戻ります。
超弾性
-150℃の温度下で力を加えて形状を3%変形させても力を加えるのをやめると、変形量に対して90%以上の形状回復します。
本研究は、東北大学大学院工学研究科知能デバイス材料学専攻 須藤祐司准教授、安藤大輔助教、小池淳一教授らの研究グループによる研究です。